アンテナショップ・マラソン

その夫婦は二人で走る
先日はマラソンで神社仏閣をめぐった
なかなか楽しかった
神社の由来などを読むとなかなか楽しいらしい
そこで今回は各都道府県のアンテナショップをめぐろうと夫が提案した
夫は、妻がいつもアンテナショップを探訪しているのを知っていたので、マラソンコースの企画も容易だろうと思った
しかし妻の側は「アンテナショップ・マラソンしよう、ルート出して」と言われても、そんなのどこにあるのか分かんないし、ネットで探したけれども、ない。
自分で作るにも、夫がどこのショップに行きたいのか、考えが分からない。自分だけ分かっていて説明しないから、困る。どうすればいいのか、説明してと言ったら、もういいよと機嫌を悪くした。
夫にしてみれば、何も考えがあるわけではなく、ただ単純にアンテナショップ・マラソンしないか?というだけで、なにかイメージがあったわけでもない。
夫は普段から、「あなたの説明は理屈っぽくてくどくてかなわない」と妻に言われているのだ。
だからあっさり説明したら、何をしたいのか伝わらないと言われる。
妻はきちんと説明して実行過程に入るとPCスキルも高いし問題なく出来る人。なのに、「アンテナショップをマラソンしよう、ルート考えて」というような、包括的な指示に反応してくれない。
どうしたことなのか。
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会社の指示は非常に極端に言えば
「給料分くらいは儲けてくれ」ということだと思うんですね
それは「アンテナショップ・マラソンしないか」というくらい大雑把な話
それをどのくらい具体的な指示にするかは場合による
沖縄と岩手と愛媛をまわって途中にある2件くらい立ち寄る、時間は2時間、とすれば手がかりがあっていいのかも
妻は手がかりがたくさんあったほうが良い様子
おまかせ的な仕事は不得意らしい
夫が理屈っぽいと言うのだけれど、長い間暮らしていて、妻も相当に理屈っぽいのだ
喧嘩を始めると夫は自分の理屈っぽさのコピーと付き合うことになってしまいすこし困っているらしい
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さて、問題は、夫と妻がどの程度の情報交換をすればいいのかであるが
いろいろと試してみたところでは一定ではないとのことだ
ある場面では詳しく話したほうがよかったし
ある場面では理屈っぽいと非難されたし
どの場面でどちらなのかはよく分からないと夫は語る
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あなたの場合は、心にたまったいろいろなものを、筋肉を動かすことで分解消化できるのですかと聞くと
走り始めて30キロを超えると頭が真っ白になるのだと語る