メタファーとして読解して欲しい

目の前にある文章をね、

メタファーとして読解して欲しいんです
例えば『東に行ったらいいことがあった』として
そのまま平たく、東に行くのがいいと読解して、旅に出るのもひとつの方法。
しかしそうではなくて、もっと多面的な読解ができるはずで、
東に行くとは、自分にとってどういう意味なんだろう、と空想したり、自由連想したりするわけです。
それは部長との和解を意味するすもしれないし
妻との別離を意味するかもしれない
自分の中で何が動かされるか感じてほしい
そして感じるまでには時間がかかることもあるから
すこし寝かせておくのも方法である
ピアノで言えば
うまい弾き方はある
それは大切だ
しかしそれだけではない
下手な独自な弾き方があるのだと思う
変な弾き方もある、癖がいっぱいの弾き方もある、間違った弾き方もある
本人に、『おかしいだろう』、説明しろと言っても説明もできない
おおむね自分はそのようにしか弾けないのだ
なぜ正しく弾けないかを考えるのもいいけれど
そうじゃない
そのようにしか弾けないことの『意味』を考えるのもいいのではないか
どのように弾いても、結局、同等の人生である