六本木的会話

先輩と六本木

先輩は巧言令色で全く実がない
中国娘がいると
おっ、この足のラインは、ひょっとして中国の高貴なお方
などという
あきらかに中国娘
なんだけど
やっぱりそうですか、そういう感じがしてたんだ
から始まって尽きることのないお世辞
日本人は馬鹿だと思われているに違いない
ーー
先輩によると
結局迷わず褒め続けることしか俺にはできないそうだ
人間は誰でも必ずほめられたがっているボイントがあるから
それをあてること
客観的に見て優れている点をお説教してもむだ
主観的に信じていることを肯定してあげる
美人だというのはだめ
次は化粧がうまくいかないかもしれない
頭がイイというのもだめ
次はうまく話せないかもしれない
年をとると失われる
一番いいのは中国、韓国、北海道、鳥取などの確認をとってから
やっぱり韓国女性が一番素敵だなどという
これは今さら変えようがない
遺伝子を褒める
どんなに怠けていても韓国女性にはかわりがない
その磐石の部分を褒める
韓国女性の何が素敵なのかは言う必要がない
女性は実は自分は素敵だと思っているからだ
そうでなければこんなところで働かない
小学生の頃のことなどを探って褒めてみるのもいい
過去のことはどんなに怠けていても変えようえがないから
過去の栄冠については褒めても差し支えない
小学生で縦笛が吹けたなんて天才だと
過去の不幸が現在のあなたを作ったと褒めるのも
変わらない部分でとても効果的
あといろいろ
この先輩は今日のこの日まで一体なんのために生きてきたのだろう
この人が存在しているということ自体が
日本の教育の敗北である
しかし結局いい思いをしたのは先輩で
こんな世の中を思うと
胸が張り裂けて心が折れそうである