性格が未熟であるということ

最近は性格傾向の話が出ると決まって

未熟化の話である
ここ20年か30年その傾向
核家族化、少子化、地域交流の減少、血縁関係の希薄化、などが言われている
生物学的な考察としては
遺伝子の脆弱化とか性ホルモン類似物質の問題が言われている
何も解決されていないがあまり語らなくなったと思う
ーー
昔の教科書にはギャングエイジとか反抗期とか出てくるが
私が思うにそんなものはたわごとだ
ーー
人間は小学前半で人間としては完成する
そのあとで
性ホルモンがたくさん出て男と女になる
これを
一階と二階とたとえてみると
大人の男女は二階建てだ
たてものがうまく建っていないとき
一階部分の不具合なのか
二階部分の不具合なのか、考えるが
一階部分が整っていないと、とうぜん上に建て増しする二階部分はまっすぐにはいかない
一階が傾いているのでそれを補正しようとして無理をする
結果として普通くらいになっているが
一階の傾きを二階で補正するようになり
不安定になるはず
ーー
未熟という言葉は明らかに価値判断を含んでいる
小学生の子供と30歳の大人を比較してその違いを未熟とか成熟とか言っているのだが
その主成分が何であるかは問題がある
それがいいことなのかどうかも問題だと思う
ーー
子供の頃の感性とか
純粋とか
言えばずいぶん肯定的な評価になる
ーー
何が違うかといえば
多分、その場での禁止事項を飲み込んでいるということではないか
偉い人には本当のこと言わないとか
それだけのこと
ういろうきらいでも
おいしいですよねぇと話を切らさないこと
虎屋の羊羹をもらったら
きらいでもありがとうという
その程度ではないか
ーー
未熟というとき一階部分の未発達なのか
二階部分の未発達なのか見分けたいが簡単でもない
小学一年生くらいでどうだったかの確実な情報があれば随分いい
その点では小学一年生の時点での
教室での風景などをビデオ録画しておくととっても役立つと思う
これからはそんな研究が増えると思う