夜行性として発達させてきた遺伝子

外敵から身を守るために、本来、夜行性であったはず。 

事実、現在、地球上にいる哺乳類の多くは夜行性です。 

恐竜時代(約2億4800万年前から6500万年前)までは、哺乳類は、恐竜たちに捕獲されないよう、昼間は、洞穴の中に隠れており、そして夜になって行動し、食物を得て いたと言わ れています。 

そのため哺乳類の遺伝子の中には、夜行性の遺伝子が組み込まれているはずです。 

昼間に、哺乳類であるわれわれ人間が、何の天敵もなく、こんなに我が物顔して、この地球上を歩き回っている時代など、地球の歴史からしたら、ごく数分、数秒にすぎないと思 います。 

この夜行性として発達させてきた遺伝子を、人間が、どうやって昼行性の遺伝子に変えていったのか、非常に興味があります。