イベントを体験消費する

消費行動としてイベントを体験消費するという考えがある

買い物をするということは
商品が手に入れば、どこで買っても同じというわけではないと考える
ディズニーランドでも映画でもミュージカルでも
一定時間の体験を提供してくれる
ものが残るというよりは記憶が残る
そして自分という人間が少し成長した気分になる
何かを買うという行動も
一方では通販でメーカー品を出来るだけ安く買う、価格比較サイトが一般化してきている
その一方で、実店舗に行き、店員の説明を受け、納得し、買い物の雰囲気を楽しみ、
買うということ自体をイベント化する
ミュージカルの主人公はステージの上にいるけれど
買い物の主人公は自分というわけだ
入学試験とかスポーツの試合とかでは結果が問われるので
イベントといっても気楽ではない
しかし買い物をする場合にはきつく結果が問われることもない
ただ店員としてはただ商品を渡せばいいのではなくて
買い物というイベントをどのように盛り上げるかの大事な役目になるので苦労が増える
プレゼントを買ってもらう・買ってあげるというようなイベントは
イベント型消費の典型である
とすると医療もただ単に結果として治ればいいというものではなくて
治療のプロセスをイベントとして体験消費するという視点が大切なのかもしれない