日本語訳自体を後戻りしないような訳し方

要は前から訳して、後戻りをしない癖をつけたいのです。色々試した結果、日本語訳自体を後戻りしないような訳し方をしていくのが自分に一番向いていることに気づきました。
『「聞き取れず、話せない」典型的な日本人の英語攻略法
自分なりの「最適の勉強法」を見つけよう』(日経ビジネスオンライン):
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20101126/217288/
無料登録とログインが必要ですが、まさにそのようなことが書かれていました。:
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20101126/217288/?P…
大久保亮という人が、ご自分で考案したそうですが、特に著者や教育者ではなくて、元BIS(国際決済銀行)で、現在は日本の保険会社で国際関係業務の担当を務めて現場で英語を使っている方だそうです。
「前から訳して、後戻りしない」
 さらに、大久保さんは、自身で考えた英語の語順の攻略のための訳出法も披露してくれた。いくつか、例を挙げてみよう。
“If” は、
「もし×××ならば」ではなく、 「条件は×××」と訳す。
“Unless”は、
「もし×××でないならば」ではなく、 「例外は×××」と訳す。
“Because”は、
「×××だから」ではなく、 「理由は×××」と訳す。
“In order to”は、
「×××するために」ではなく、 「目的は×××」と訳す。
“Although”は、
「×××ではあるが」ではなく、 「ただし×××」と訳す。
 紙に書かれた文章の翻訳であれば、目で追って、前に戻ることはできる。しかし、リスニングではそれはできない。従って、前から訳していく癖をつける必要がある。
 実際に大久保さんの方法で長い文章を訳すと、とても理解しやすくなる。“Unless”のように日本語にないような単語も分かりやすくなる。英文を読む時も後戻りせず、「前から後ろに理解していく訓練をすることが英語の語順に慣れるためには大切だ」と大久保さんはアドバイスしてくれた。
しかし、これと似た後戻りをしない英語の学習方式はあって、「スラッシュ・リーディング」での「英文読解」では、スラッシュで区切って戻らないので、もし本やサイトを探している場合はそちらが参考になるかと思います。:
http://www.cel-eigo.com/column/sougou/1-2.html
私も海外在住で普段は英語を話していますので、無意識的に似たようなことをやっていることに気づいたので、訳例を付け足しておきます。他にもたくさんあると思います。:
"According to〜"は、
「〜によると」ではなく、「言及されるのは〜」と訳す。
"According as〜"は、
「〜次第では」ではなく、「条件的に〜」と訳す。
"Regarding〜"は、
「〜に関して」ではなく、「関する用件は〜」と訳す。
"Including/Excluding〜"は、
「〜を含めると/除くと」ではなく、「含めるのは/除くのは〜」と訳す。
"Except for〜"は、
「〜を除いては」ではなく、「除外するのは〜」と訳す。
"Even〜"は、
「〜でさえ」ではなくて、「強調されるのは〜」(Even I…の様な用法の場合ですね。)と訳す等…。
日本語でも受け身の言い方で言い換えることができる様なことなので、あえて暗記はしなくても英単語の意味をつかむようにすれば、無意識に普段から英語を話いている日本人は恐らくみんなしているようなことですので、丸暗記はなさらなくても、ちょっとひねって考えてみれば、色々と応用が聞くと思います。
コメント欄を開けて頂ければ、また何かありましたら、時間のできた時に用例を追加しておきます。