大瀧詠一&松本隆 – A LONG VACATION

http://www.youtube.com/watch?v=I5i5gntxrdM


松本隆と井上陽水とMasako Arikawa は天才だと思うのだが
それと阿久悠と

松本隆とそっくりの精神科医がいて
最近はますます似てきているので
面白い

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話題にしていたら
後輩はこんなことを書きました

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懐かしすぎです!
1981年! バブルの前?
 
昨日の冷たい雨
絶対 外に出ないと 決めた日の 雨は 好き
海に降る雨を眺めるのは もっと好き
『雨の日は とことん 眠い』 という 猫の本があった気がして
探してみたが 見つからず かわりに このCDを発見
リピートして聞いてますが 『スピーチ・バルン』 が 聞きたかったンだと気づく
『恋するカレン』 も 好き
ビールが美味しいです!
 
コレから 梅雨まえの 半袖でお出かけできる 季節が 一番好き
ビーチデビューの早さを競っていたあの頃
誰よりも早く 『昨日 海へ 行ったよ』 が カッコ良かった
サーファーに 声かけられたよ とか ね バカみたいだけど(笑)
防波堤から ライターが落ちてきて 拾ったダケだったり するンだけど(爆)
 
窓の外は 大学病院が 夕日に染まっている
何故か ローマの日差しを 彷彿とさせます
 
引っ越す前は パン屋の上に住んでいて 早朝から バターの 香りがして
パリみたい と 勝手に 妄想してました
安上がりです(笑)

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1981年ですか

たしか、大瀧詠一とユーミンのパールピアスをA面とB面にしてカセットテープを作って
聞いていたと思う
その隙間に松田聖子を入れていたかもしれない
松田聖子の海の歌がいくつかあったように思う
最初の頃の松田聖子の声はなかなかよかったと思う
その頃の海の歌を集めたアルバムが家にある
わたし自身のその頃を思い出すし
時代の雰囲気も思い出す感じがする

あの頃の自分にアドバスしたいことがたくさんあるなあ
ドストエフスキーもヤスパースもハイデガーも読んでもどうしようもないよとか
図書館に青春はないよとか

君が本当に出会う人はもっともっとずっと後になって現れるんだよとか

いまの少しの我慢が大きな未来を作るんだよとか
青春の夢は人生の夢ではないのだよとか

大きな家で仕事場を確保した方が結局いい仕事ができるよとか

わたしは当時は由比ヶ浜に行ってもノートを広げてメモを書いていた

ノートを書いていたら
後ろから男性がのぞき込んで
「詩を書いているの」と
尋ねたことがある
「いえいえ」と答えてそれきりだったけれど
あとで思い出してみると
鎌倉在住の有名な詩人であったような気がしないでもない
ベレー帽をかぶっていた
写真を見てあの人だと思ったことがあるように思う

世の中の真ん中にサーファーがいて
そのサーファーに声をかけられないかとどきどきしている人がいて
そんな風景を眺めてメモしていたりスケッチしていたりする人がいて
それに声をかける本物の詩人がいて
そのようにしてだんだん世界の周辺部になって行く

パーティで言うと壁の花で
真ん中で賑やかにわいわいやっているのを
静かに眺めている、そんな種族

その後はサーファーにもサーファーを追っかける娘にも知り合いができて
彼らのなかなかおしゃれな生活の実態も分かったりして
やはりいい奴らだと思う

仕切るオヤジがいるのはどこの世界でも同じだけれど
まあそれだけ我慢すればいいみたいで
一緒にバーベキューなどするのも美味しそうな気もする

パニック障害のサーファーさんもいるんだよ
本当に怖い思いをするらしい

でもだからやめなさいとはわたしは言わないで
なんとかサーフィンができるようにしてあげる

知り合いの先生はサーファーだけど
サーフィンはスポーツとしては能率が悪くて
時間あたりの活動量が少ないし楽しみも少ないなどと言っている

性格により様々だ

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昨日の雨はすっかり上がって
今日はペットボトルをゴミ捨て場まで運んだ
風が吹いてとても気持ちがよかった
散歩をしようと思ったけれど
部屋に帰ったらそのまま掃除を始めてしまい
日が暮れた
充電が上手くできなくなっていた電話の子機を二つ捨てた

窓から遠くの屋根が夕日を反射してオレンジ色に光っているのがきれいだった

ローマの日射しでわたしが思い出
すのは
一番最初にローマに行ったときのこと
ストライキで地下鉄が動かなくなっていたような気がする
それでもうろうろしていたんだけれど
今から考えてみれば
銃を持った軍隊の人たちが道の曲がり角ごとに配置されていて
その中を私たちは観光気分で歩いていたらしい
知らないというのは恐ろしいものだと思う
いま考えると怖い
イタリアのサッカーが身近になるずっと前のこと

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「絶対 外に出ないと 決めた日の 雨は 好き
海に降る雨を眺めるのは もっと好き」

海に降る雪を眺めていたのはもうずっとずっと昔のことになる
公園でと汽車の窓から

海に降る雨を眺めていることはたまにあるけど
でもそのときも半分くらいは
海に降る雨を眺めている人を眺めていることが多い


しばらくやみそうにないな
ゆっくりしていこうか

この間まで満開だった桜の木も柳も銀杏も
若い緑が雨に濡れて柔らかくねばねばになっている


高層ホテルの窓から交差点で傘が開いている様子を見るのが好きだ
そしてタクシー乗り場で傘が閉じられタクシーはどこかに向かう

ホテルの部屋ではボディローションを塗ったり塗られたりして
午後の時間が過ぎてゆく

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海に降る雨を眺めていると
波の音と雨の音が混じり合い複雑な音楽になる
遠い遠い昔に連れて行ってくれるような音楽