あなたを好きな理由

後輩は書いている


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あなたを好きな理由

正直言って・・・
はっきりした理由なんてない

ふとしたときに想うから
夢で想うから
いつも想うから

だって好きだから
本当に好きだから

あなたの美しさに、惚れています
あなたのやさしさに、惚れています
あなたのすべてに、惚れています

だって、あなたが、好きだから

あなたにわたしのすべてを捧げます
あなたにだったら捧げます
あなただから捧げます

あなたが本当に好きだから

あなたの美しさをぼくにください
あなたのやさしさをぼくにください
あなたのすべてをぼくにください

待ちますあなたを待ちます

そして望みます
あなたの幸せを望みます

あなたを幸せにしたいです
ぼくにあなたを幸せにさせてください

もしぼくがあなたにふさわしくないなら喜んで諦めます


そしたら祈ります
いつも祈ります
ずっと祈ります
あなたの幸せを祈ります

あなたが幸せならぼくも幸せです

いつも幸せでいてください
ずっと幸せでいてください
あなたが幸せならぼくも幸せ・・・

あなたがぼくを選ばなくても
ぼくはいつも幸せです

あっ・・・わかったよ、あなたを好きな理由・・・

あなたがぼくに幸せを与えてくれるから
あなたがぼくに幸せにするから
あなたの存在がぼくを幸せにするから・・・


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歌詞になりそうです
歌もつけてみたらどうでしょうか

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・・・を使うのは
わたしの趣味としてはあまり好きではない

繰り返しでリズムを作るのはいい
人間の考えも多分繰り返しの範型があってそこにいろいろな内容を入れ替えているのだろうから
繰り返しで言葉を入れ替えてみるのは本質的にいいことだと思う

どんなに好きでも待つしかできない恋愛がある
それもまた恋愛である
君の恋愛はいい
私の立場から見ていてもまぶしいくらいいい恋愛である
輝いているよ

はっきりした理由なんてない

の部分は
こう言うよりも
限定されるような明確で有限な理由はない
むしろ無限で無数の理由があると
いったらはっきりするだろうと個人的に思う

君は理系なんだから
無限の密度についてきちんと伝えた方がいい

無限の密度に違いがあるなんて不思議なことだけれど

あなたの存在が、ぼくを幸せにするから・・・
ここの部分は

結局、あなたが太陽で、君は地球で、照らされていて、暖かくていいけれど、
太陽にすれば、感謝がうれしいだけで、まあ、それだけのことだ
あなたは太陽だというのはいいメタファーだけれど
それだけで女性をいい気持ちにはさせられないのかもしれない

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勝手で浅薄な思いつきだけれど
俺は太陽だ、おまえは俺のそばにいられて幸せだろう、というタイプのガキ大将はいると思う
俺様

逆に女性で、
私は太陽、あなたは私に照らされて幸せよというタイプの女性は
たとえば芸術家にとってのミューズがそうであるが
難しいことが多い

たいていは経済的な力関係もあって成立しがたいもののようだ

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ここで経済関係というのも場違いであるが
現実は詩の中まで追いかけてくる

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君は彼女を幸せにする何を持っているか
たぶん優しさだけで
優しさはもろい
一瞬のうちに裏返る

自分の心が裏返ったことに驚くだろう
そうでなければ相手の心が裏返ったことに驚くだろう
いずれにしても人の心に驚くだろう

そんなものよりは一枚の公正証書のほうが確実というものだ
それが世の中の半分であるといまは思う

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それにしても
そんなにも素晴らしい人なのか

広い世界にひとりでもそんな思いを素直に抱ける人がいてよかった
その気持ちは大切にして欲しい

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相手の幸せを何よりも願い
そして相手が幸せなら自分も幸せだという
君の愛の態度がわたしには美しくまぶしく羨ましい