NHK 7時半の超人 「クローズアップ現代」 国谷裕子

最近は7時に食事をして、歯を磨きながら7時半の番組を見ることが
週に何度かある。「クローズアップ現代」。
してみると、7時半からレギュラーでキャスターを担当している女性は
超人に違いない。国谷裕子。
テーマに沿って30分ですぱっとまとめる。
これはすごい。
次の総理大臣にしたい。
いやぜひなってもらいたい。
そしてまずNHKを改革して欲しい。

それはそうと、今日の7時半は、犯罪被疑者の海外逃亡についてであった。
海外出身労働者が増えると、必然的にこんな問題が起こる。
社会として、どのような選択をするか、決めなければならない。
「だから」そのような人達は要らないのか。
「にもかかわらず」是非必要なのか。
「実は」日本社会として改善点があるのか。
適正な選択が必要である。難しいが、これが政治的課題というものだ。

もうひとつニュースであるが、
拉致事件解決に向けての交渉のこと。
堀田善衞「ミッシェル 城館の人」の中で、
パリやフランス国内での殺戮や疫病についてさんざん繰り返し書かれている。
拉致監禁なども出てくるのであるが、
現代日本で隣国によって拉致監禁事件が起こされるなんて、
私が育つ過程では注意されたこともなかった。
しかしあり得ることで、これもまた被疑者海外逃亡と似て、
日本の刑法では裁ききれない部分である。

もう一言言うとして、
最近は判決が出るたびに、
ニュースで裁判官の顔を写し、名前を提示する。
良い面も悪い面もあると思うが、実際、気の毒である。
第一、他人に「判決」を下し、運命を左右するなんて、
簡単な気持ちでできるものではない。
どんなにかストレスだろうかと心配になる。