寝床の話

異性についての直感といえば

その人がいないときにその人の寝床に
入って安心していられそうか、あるいはうれしいと思いそうか、
あるいはその人が自分のいないときに自分の寝床で寝ていたとして許せてうれしいか
という基準があると
後輩は言っていた
洋服を交換できるかとか
歯ブラシを共有できるかとか
もちろん性的交渉も重要な局面である
いろいろな場面が考えられるが
(個人的には清潔強迫なので歯ブラシ共有はだめ、洋服ならばあまり抵抗はない、
しかし寝床はなんとなく、許せるか許せないかがはっきり出そうな感じはする、
セックスについては論外でだめ、性病が極端に怖い)
その人の基本的なにおいが好きかどうかというのも大きな要素という
そうかも知れない
寝床はにおいとも直結しているのだろう
あなたの体臭が好き、もっと嗅がせて、なんて言われると、妙な気分である
こいつは動物かと思う
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寝床のシーツのしわとかなんとはなしに、その人という感じがする
シーツのシワを丁寧に伸ばして、掛け布団の偏りもきちんと直してとか
寝床を整えないと寒くて嫌だと言っていた人がいた
いろいろあるものである
プライベートな領域は社会化しないままで保存されるので
話を聞いてみるとおもしろい