長き夜を 独りか寝むと 君が云へば 過ぎにし人の 思ほゆらくに(03/0463)
過去人之 を 過ぎにし人の と読んでいる。かこびとのでどうか。
所念久尓 は 思ほゆらくにという。
獨哉将宿跡 を 独りか寝むと と読むのもなんだか怪しい。
跡 の字が よく分からない。音の「と」と考えていいのか。
五七にまとまらない。
長き夜。ひとり。まさに寝んとす跡。君の言ふ過去人の、思ふところ久くに。
よく分からない。
状況は
弟大伴宿祢書持、即和歌一首
という。
弟が来て、一人寝る夜は長かろうというので、
昔の人を思い出した。
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弟が今夜は独りかと聞いている あの人のことなど偲んでいる