課税による所得の再分配が
いいことのように考えられて
いままた声高に言われているのはどうしてなのだろうと思う
隣人愛の実践ならば
何も行政を経由する必要はない
教会に寄付をして教会が必要に応じて施すのでもよい
この場合はオリックスによる横取りがなくなる
一所懸命働いたけれどお金持ちにならないケースも世の中にはよくある
見通しが悪かったり途中で病気になったり裏切られたり
金持ちになったというのも
たまたま親が金持ちだったとか病気にならず健康で働けたとか
そんな要素が大きい
だから所得の再分配をした方がいいというのは納得できる
しかしそれを政府という効率の悪い組織を使って実行するのは疑問がある
イチローや松坂のようにたくさん稼いでいる人たちが所得の再分配について参加していない
それなのにジャパンのユニフォームを着るのか?
民主主義は多数決で決まる
金持ちから金を取って貧乏に配れという提案をすれば
貧乏人が多数であるから実行されることになる
しかしいろいろにトリックがあるので実行されないまま
世の中は続いている
どうして多数派である貧乏人の意見が実現しないのか不思議に思わないものだろうか?
それが不思議だ
多数決で決める原則である限り
知識人の良心も
よい社会についての長期的な配慮も
関係ない
多数者は理性的ではない
それなのにとんでもない理屈が長々と述べられて
つじつまの合わない現実が構築されてゆく