世を捨てて 山に入る人 山にても なほ憂き時は いづち
ゆくらむ 凡河内みつね(おおしこうちのみつね)
(よをすてて やまにいるひと やまにても なおうきときは
いずちゆくらん)
意味・・世を捨てて山に入ってしまう人は、山にいても
まだつまらなくてたまらないときは、いったい
今度はどこにゆくのだろう。
出家をする人達に対する皮肉を込めた歌で、
どこへ行っても辛いことは多いという意味です。
注・・憂き=つらいこと。
いづち=どの方向へ、どこへ。
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伎王や仏御前の話でも
割と簡単に尼になっているような気がする
この世は「憂し」
だから「世を捨てる」
これってうつかなといえばかなりうつだろうと思う
出家するだけ気力があるわけだけれど