福岡・太宰府天満宮
梅満開で訪れる
春一番が吹いて数日しか経っていないのだが
もう桜も咲きそうなほどの温かさ
東京からコートを着用せずに出かける
天神様は幸せなだけじゃなくて怒っている神様でもあるので
おそるおそるお参りする
予想通りのたくさんの人
受験シーズンと重なっているので
梅を見て、息子とか孫とかの願掛けもして、ということらしい
飛行場から駅までなんと地下鉄で5分というのは日本では類例がない便利さである
住民の人はいろいろと大変だろうけれど
タクシーだと2000円以内で市内に到着
代々木ゼミナールの関係の建物で
christian oriented transpersonal psychiatry なんていう関係の小さな集まり
発表した人は大変だったが
みんなで褒めて丸く収める
軽い感じで行かなくちゃ
博多ラーメンを食べる
変わったシステムの店で
自動券売機で買って
自分の食べたい感じを
スープはこう、ニンニクはこれくらい、麺はこんな感じとか、チョイスして、
まるでクリニックの初診シートみたいな感じで書いて提出、
食べる場所はなんと個室風で、
何人で行っても一人きりで食べることになる
680円
ホテルのランチバイキングは2000円
広々としていて
やはり東京よりずっとお得な感じだ
外を歩いていても風が気持ちいいと感じるくらい
黄砂はない
タクシーの人は普段はもっと大変と言っていた
お土産は何があるかなと思って見てみたら
辛子明太子は
ずらりと並んでいるが別に東京にもたくさんあるし
博多ラーメンという箱もたくさんあるけれど東京にもたくさんあるし
一番欲しかったのは
ハウステンボスの売店で売っていた皿うどんの4食セットだけれど
近くのスーパーで買えばいいので
特に買いたいものはなかった
過去にいただいたものでは
天神様の梅の入った学問のお守りというものがある
これは何となくありがたくて
引っ越しのたびごとに場所を変えてどこかにある
しかし相手によってはもっと学問しろと催促するようで気を遣う
人々の様子は東京よりもちょっぴりフィリピンぽい感じ
飛行機では行きに民主党のテレビでよく見かける人と一緒になり
帰りには自民党のいま話題の鳩山総務大臣と一緒になった
友達の友達というアルカイーダに狙われないか少し怖かった
どちらの人もテレビで見るより太っている
機内でおやつが出ると
不幸な私などはここ一ヶ月で最高のごちそうだと思っておいしくいただいてしまったのだが
この種の人たちは何も食べないで眠っている
おいしいのにもったいないねえと思いつつ
ANAのスープなどいただく
富士山がくっきりと見えて
火口まで見えるのは珍しい、心がけがよかったなどとCAさんに褒められた
実際きれいだった
道に沿って雪が残っているのが見えた
どうして道に残るのかよく分からないけれど
道から先に雪が消えそうに思うのだが
白いチョークで書いたように下の道に雪が残っていた
歌人・凡河内躬恒なら上手に詠みそうな情景
行きのパイロットは明らかに上手で
着陸の時の滑らかさには拍手したいくらいだった