映画監督溝口健二は
背中の傷で有名と日経の記事にある。
1925年、溝口が情婦に斬られる。
別れ話でかっとなり、
数カ所をカミソリで切られた。
小津の人生は立派で風穴がなく
行き届いたものだったが、
一口に言えば散文的である
溝口の人生はすきまだらけで
八方破れの悲劇的人生であった
欠点だらけでわかりにくく
天衣無縫
韻文的人生であった。
1950年「雪夫人絵図」
私の体には魔物が住んでいるんですわ。どうして女なんかに生まれてきたんでしょう。
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じめじめしている。
魔物とはまた、甲子園のようだ。
こんなすったもんだで人生を過ごしてしまうのは惜しいことだ
人生はもっと貴重なものであるような気がする