泣き面に蜂
降れば土砂降り
弱り目に祟り目
悪いときには普段起こらないような悪いことが重なって起こる
なぜなのだろう
偶然ということももちろん大いにあるけれど
ひとつの困難が起これば
ある程度注意はそちらに取られてしまうので
別の危険に対処する意識が手薄になる
たとえば何か大変なことを抱えていると
うっかり自動車で擦ってしまうとか
またある程度性格の基盤として
そそっかしいとか注意が続かないとか
そんなタイプの人はいる
そんなことも関係しているかもしれない
世の中には悪い人もいるもので
弱っている人を見つけてカモにしている場合もある
最近問題になっている振り込め詐欺の場合でも分かるように
緊急危機の場合には普段の判断力が奪われてしまう
それは全く人為的な不幸の重なりであって
それを防衛できない人がうっかりしているのだと断じるのはかわいそうだと思う
いずれにしても
悪いときに悪いことが重なるのは
珍しくない
からくりはとにかく
そんなものだと思えば
驚かないで済し
いったんは驚いても
そういえばそんなことが昔からあると思って落ち着くことができる