石ばしる 垂水の上の さ蕨の 萌え出づる春に なりにけるかも 志貴皇子

石ばしる 垂水の上の さ蕨の 萌え出づる春に なりにけるかも 志貴皇子

石走る 垂水の水の 愛しきやし 君に恋ふらく わがこころから
岩の上を流れ落ちる滝水のように可愛らしいあなたに、恋い焦がれている、私の心から。