産婦人科のお医者さんの会合に出席
更年期障害やマタニティーブルーなどの治療の話
更年期障害は
28日周期の体内時計が崩れるもので
一方うつ病は一日周期のサーカディアンリズムの周期障害で、
体内のリズム障害という点では近縁のものだ
その点では更年期障害は精神疾患というよりは身体疾患のイメージに近い
もちろん、その時期には父母の喪失、子育ての終わり、夫との共同作業の終わり、女性性の喪失、
友人の喪失、会社での枠割りの喪失、等々、いろいろな喪失体験が重なり、
精神的にも危機の時期であることは確かである。
その意味で精神療法が必要である。
しかし精神療法とまで行かなくても
生活指導で十分なのではないかというのが私の意見である。
精神病ではないと思うからだ。
生活のリズム、生活魔目標、そんなことを話し合って、日記みたいに記録して、
それで充分に支えていれる感じはする。
ホルモン補充療法にどれだけ積極的になるかは場合によると思う。
わたしはあまり積極的ではなく、むしろ漢方薬などで充分だと思っている。
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それにしても婦人科の先生方が更年期障害や摂食障害、メンタル関係に力を入れるのもいいけれど、
この産科医師不足の時代に、まず何より産科医が求められているのではないかと
会場でずっと感じていた次第である。