博士号取得者から謝礼金 東京医科大の教授33人 1件10万、学長も過去に
09/02/04記事:共同通信社 提供:共同通信社
東京医科大(東京都新宿区)で2005-07年度にかけ、博士号の学位論文審査にかかわった教授33人が、博士号を取得した医局員らから謝礼名目で現金を受け取っていたことが4日、同大の調べで分かった。
謝礼金の授受は審査後に行われ、1件の論文につき、審査を担当した教授3人に一人当たり10万円を渡すのが慣例だったとしている。
臼井正彦(うすい・まさひこ)学長も05年度までの約15年間に約50万円を受け取っていた。
文部科学省によると、昨年5月に内部告発が文科省に寄せられ、問題が発覚。学内に調査委員会を設け、教授約40人、博士号取得者約230人にアンケートを行ったところ、現金授受の実態が明らかになった。
東京医科大は今年1月に文科省へ一連の経緯を報告したが、文科省は「現金授受が続いた背景や再発防止策などについても調べてほしい」として、あらためて報告を求めた。
博士号の学位取得をめぐっては昨年3月、横浜市立大の医学部の教授ら22人が現金を受け取っていたことが判明。停職処分などとなったことを受け、文科省は各大学に対し学位審査の厳正化を通知していた。
文科省によると、現金を受け取った教授については、国立大の場合は公務員とみなされ、収賄罪に問われることもある。名古屋市立大大学院では05年、医学博士号の学位論文審査の試験内容を漏えいし現金を受け取ったとして、教授が収賄の有罪判決を受けた。だが東京医科大など私学の場合は、ただちに罪に問われることはないという。
臼井学長は「組織的にやったことではないが、あしき慣行だった。社会的に誤解を与える行為で、あってはならないことだ。再発防止を図りたい」と話している。
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この記事は横浜市大のあと。
学位を貰った人が、自白するように裏を取られてから、事情聴取されて、「賄賂になるが、証言したら贈賄罪は見逃してやる」、という条件で全員が学位の謝礼(賄賂)を認めた。
大分の教育委員会の件もあった。
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ということは脱税になるんだろうな。
ということはマルサの筋だ。
税収が落ち込んで税務署もノルマを達成するには確実なところが欲しいだろうから。
現役教授だといろいろと影響が大きいから、退職後で閑職に就いている元教授がいいターゲットだ。
調査も、一年間の博士号授与数と所属医局を見れば簡単に分かることだ。
加えて研究会の座長や仲人やいろいろな税金のかからない副収入がある。
旅行に行けば誰かが出してくれるのだろうし。
旅行に行けば誰かが出してくれるのだろうし。
謝礼と言うことで慣習の範囲内であると解釈されるか、
贈収賄とされ悪しき慣習と解釈されるか、
時代の動きも重要である。
贈収賄とされ悪しき慣習と解釈されるか、
時代の動きも重要である。
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この件は恨みに思っている人も多いだろうし、
教授以外は罪にならないのだから、どんどん証言して、
証言すれば正義の味方だからもうこの流れは止めようがないだろう。
大学によっては、
入学、進学、卒業、学位、それぞれの場面で、やむなくお金が動く状況があるのだろう。
たくさんのお金を集めて
子分の面倒を見るのがいい親分という面もあるので
難しい
子分の面倒を見るのがいい親分という面もあるので
難しい
面倒を見てやったあとで内部告発で裏切られるのはつらいだろう
最近の人は面倒を見てもらったつもりはないなどと
本気で思っているので
ますます古い世代とわかり合えなくなるようだ
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関係者によると
旅行費用の内訳などは家族くらいしか分からないのだが
家族が人に言っていたりすると
そこから証言が出て来るようだ
あるいはお金を出した側が別件で取り調べを受けて
ついでに証言することがあるらしい