メディア・リテラシー

テレビや新聞、インターネットで接する情報の質を見分ける能力は
ますます必要になっている

テレビや新聞が国民に何か大切な判断のもとになる材料を与えているはずはなく、
ただ教育しているだけである。
洗脳と言っていいものだ。

それをどんな風にしたら、冷静に真実を見分けることができるのだろう。

一つには、テレビの制作現場を放送する番組があればいいのではないかと思う。
企画、制作の現場を生放送して、
最終的な放送場面も、テレビカメラも照明も、ディレクターも、プロデューサーも、ADさんも、なんでも生放送すればいいと思う。

ドラマでも、その制作の現場を生中継すれば、とてもおもしろいと思う。

各方面から「要望」があって、徐々に真実がねじ曲げられるプロセスを、そのままに映し出して流せばいいのだと思う。
そこから何を読み取ろうと、各人の勝手である。
つまり、できる限り、「編集権」を排除することである。

新聞もその方式がいい。つまり、新聞社のすべてをテレビカメラで生放送する。

どのようなプロセスで新聞記事ができているか、生放送するのである。

最近は食品も、原材料とか生産者を細かに表示しているではないか。
新聞もテレビも、制作現場のすべてを生放送にして、見られるようにすればいいのだ。
たくさんのテレビカメラを常時設置しておいて、
視聴者が好きなテレビカメラを見て音が聞けるようにすればいい。

メディア・リテラシーをいうときは、
そのような、制作の奥の風景が浮かんでこないことには、
リテラシーなんて実現しようがないのだと思う。

政府高官がオフレコで記者団と話している内容が何であるか、
国民は知る権利がないのだろうか。

国民は何を知るべきか、誰がどんな基準で決めているのか、
全く歪んでいる。