記事の要点は五箇条
■「朝時間」を変える5箇条!
その1 「今日のうちにもうちょっと……」を「続きは朝起きて」に変える。
その2 質のよい睡眠をとる。
その3 朝の“お楽しみ”を作る。
その4 無理をせずに少しずつ切り替えていく。
その5 充実した朝が過ごせたら、自分を褒めてあげる!
ちょっと無理があるな。子供が小学校にでも行くようになれば、自動的に朝型になります。
7時におきて朝型なんて。皆さんその時間にはもう電車に乗っています。
とは思うものの、まあ、眺めてみましょう。
女子学生に固有の文化があるように
OLさんにも固有の文化があり
主婦にも固有の文化があり
そこをターゲットに網が仕掛けられます。
ネタは同じで、反復ですが、経費がかからないので
いくらでも反復されます。
たいてい、おまけに星占いがついています。
今週のわんこ・にゃんこというコーナーもあり、
ペットもフォローして、理想的な展開。
しかし問題は収益構造だと思う。
朝起きすればうつが治ると朝日新聞の広告欄をいつも買っている人もいますね。
治っていたらそろそろ本も売れなくなる頃でしょう。
*****
朝が変われば、あなたはもっと“できる人”に!
あなたの「メンタル」から「地球」まで救う「朝時間」の過ごし方とは?
来週からは、いよいよゴールデンウィーク。「休みはうれしいけれど、これでまた生活リズムが崩れてしまう!」という方も多いのでは?
そんなとき、ぜひ覗いてみてほしいサイトがある。その名も『朝時間.jp』だ。朝をテーマにした日本最大級のポータルサイトで、朝型生活に切り替えるためのさまざまなコツや朝ごはんレシピなどが紹介されている。
面白いのは、単に「朝早く起きて!」といっているわけではないところ。重要なのは「朝起きてからの時間を充実させること」というが、はたしてそのメリットとは?
仕事で自分の能力をもっと発揮したい!
「朝時間」があなたの「メンタル」「エネルギー」「能率」を変える!!
──朝時間が充実すると、ずばり、どんなメリットがあるか教えてください。
自分の経験からいうと、メンタル面がぜんぜん違うんですね。安定したというか、落ち着いて仕事ができるようになったんです。
以前、会社に勤めていた頃は午前2〜3時まで仕事をするのが当たり前の生活でした。それが会社を立ち上げて、自分のペースで仕事ができるようになったとき、朝型に切り替えて、朝の時間を楽しむようにしたんです。
メンタル面が安定したのも大きいんですが、1週間を通じてエネルギーが持続できるようにもなった、というのも強く感じますね。会社勤めの頃は、週の初めは深夜まで頑張って仕事をするんですが、後半は疲れが出てダレてしまうことがよくあって……。
朝時間を大切にすることで、自分の本来持っている力がきちんと出せるようになって、結果的に仕事の能率が上がったと思います。
日本最大級の「朝」をテーマにしたポータルサイト『朝時間.jp』。2006年に開設し、朝ブームの先駆けとなる。20~40代の女性だけでなく、男性からのアクセスも多い。
──なるほど。仕事に一生懸命な人ほど「今日できることは今日やってしまおう」と深夜まで仕事をしたり、徹夜しがちですが、自分の力を発揮するには朝時間を見直すことが大事なんですね。
そうです。「仕事をする」というのは短距離走ではありません。長距離選手としていい仕事をするためには、じつは朝時間を見直すという方法が身近にできることで、またとても効果のあることなんです。
「続きは明日の朝起きて」が朝時間を変える第一歩!
──では、朝時間を豊かにするには、まずどうしたらいいでしょう。
その1として、夜の生活を見直すことですね。当たり前ですが、気持ちよく起きるには、夜少しでも早く寝る必要があります。
仕事や趣味に一生懸命な人も、根を詰めずに1日を早めに切り上げて、「続きは明日の朝早く起きてやろう」と、うまく切り替えるのがコツです。
──その2としては、どんなことがありますか。
“気持ちよく眠って、スッキリ起きる環境”を整えることですね。リラックスして眠るにも、いろいろな方法があります。
たとえば、室温ですね。夏は25〜28度くらい、冬は18〜22度くらいにするとよく眠れます。また、部屋の中に心が休まる色を取り入れたり、寝具や照明を見直してみたりするのも手です。
それと、入浴後すぐは体が活性化していて、なかなか寝付けないので、お風呂は寝る1時間くらい前に入っておくといいですね。夜バタバタ帰ってきて、テレビを見てひと息ついてから、お風呂に入る方も多いと思いますが、順番を変えるだけで眠りの質がすいぶん変わってきます。
スッキリ目覚める方法もいろいろあるんですが、寝るときに部屋をカーテンでぴっちり閉め切らず、朝になると少し陽の光が入るようにしておくと、気持ちよく起きられるんですよ。
気持ちよく起きるには、“遠足効果”を利用すべし!?
『おとりよせネット』では、バターやジャム、納豆など“朝のアイテム”が非常に売れているという。取り寄せてでも食べたいと思うほど、朝食にこだわりがある人が多いことを示す。
──いろいろあるものなんですね。ほかにもコツがありますか?
その3として、“朝のお楽しみ”を作るといいですね。起きるのがしんどい方もすごく多いと思います。
そこで、思い出していただきたいんですが、小学生の頃、遠足に行く日って、わくわくして、目覚ましが鳴る前に起きたりしませんでしたか?
編集部ではこれを“遠足効果”と呼んでいるんですが、これを利用すると、思いのほかすんなり起きられるようになります。“朝のお目覚め”として自分の大好きなスイーツを用意するのもいいですし、続きが気になる本を明日の朝に読むようにするのでもいいです。
とにかく朝起きたとき用に自分へのちょっとしたご褒美を用意しておくんです。単純なようですが、これは結構効きますよ。
──何かで自分を釣るわけですね(笑)。さっそく明日から試してみようと思います。
あっ、でも、いきなり朝5時に起きようとか、無理しないのもコツですよ。徐々に馴らしていったほうがうまく軌道にのります。
まずは、今までと同じ時間に起きるんだけれど、過ごし方を少し変えてみるあたりから始めてください。
目覚めてすぐにテレビのスイッチを入れてワイドショーを見ていた方は、テレビをつけずに5分間だけ、おいしい紅茶を飲む時間を作ってみたり……。
そのうちにそのお茶を飲む時間をもっと楽しみたくて、「もう少し早く寝て、もう少し早く起きよう」と思い始めたらシメたものです。あとは、素敵な朝時間を過ごせたら自分をほめてあげるというのも大事ですね。
朝時間を充実させるには、この五つのコツを意識してみてください。きっと変われると思いますよ。
■「朝時間」を変える5箇条!
その1 「今日のうちにもうちょっと……」を「続きは朝起きて」に変える。
その2 質のよい睡眠をとる。
その3 朝の“お楽しみ”を作る。
その4 無理をせずに少しずつ切り替えていく。
その5 充実した朝が過ごせたら、自分を褒めてあげる!
起きる時間はいつでもいい。
重要なのは「朝時間」の過ごし方。
──さきほど、朝時間が充実することでの仕事面のメリットをお聞きしましたが、生活全般ではどんないいことがありますか?
これは、『朝時間.jp』のコンセプトでもあるんですが、ずばり「すこやかな心できれいな体」になれます。
質のいい睡眠をとり、翌朝ごはんをしっかり食べてから出かければ、健康的な体が手に入ります。健康的な体になれば、おのずと心が健やかになるというわけです。
人によって、ライフスタイルはいろいろですから、起きる時間は10時でもいいんです。重要なのは、あくまで起きてからの「朝時間」の過ごし方。自分らしい朝を見つけてください。
──「朝型人間になろう!」というのはよく聞きますが、「起きる時間は自分の生活に合ったものでいいですよ、大事なのは起きてからの過ごし方なんですよ」という考えはとても新鮮ですね。
『朝時間.jp』内にある「朝美人インタビュー」のコーナー。毎回、モデルやパティシエ、ラジオDJなど、素敵な朝を過ごして活躍する人々が登場する。
──『朝時間.jp』を見ていると、充実した朝を過ごして素敵な暮らしを送る人を「朝美人」と呼んでいますが、「朝美人」の1日を教えてください。
夜は深夜0時くらいまでには寝て、朝は7時ぐらいに起きます。会社に行くまでには、2時間くらい「朝時間」を家で過ごします。その間は長風呂をして本を読んだり、朝ごはんを楽しんだり……。
その日、その日で自分の好きなことして過ごします。それから身支度をして、ときには会社までゆっくり歩くこともあります。
会社や学校に行きたくな~い!「ブルーマンデー症候群」は、こうして防げ!!
──これからゴールデンウィークですが、生活リズムが崩れますよね。朝時間を大切にする暮らしでは、お休みの日はどんな風に過ごすといいんでしょう?
平日と休日で起きる時間が違う人が多いと思うんですが、起きる時間が違う人ほど病気になりやすいというデータがあります。
できるだけ、平日と同じ時間に起きるのがベストですが、「ゆっくり寝ていたい」という方もいると思います。
その場合には、ずれても2時間くらいまでにするといいですね。2時間くらいなら、休み明けにいつもの時間に起きても、自然に順応して体に負荷がかからないといいます。
また、さきほどメンタル面がよくなるといいましたが、朝時間を大切にするというのは、要は自分をかまってあげる、ということなんですね。自分を大事にすれば、言うまでもなく、メンタル面が安定するんです。
──2時間ですか……(笑)。いつも7時に起きているなら、9時ということですよね。う~ん、正直なところ、もっと寝ていたいと思っちゃいます……。
粟飯原 休日に“起きるモチベーション”を上げるために“特別な朝のご褒美”を用意してみてはどうですか?
ゴールデンウィークなどの連休は、たっぷり朝時間があるので、やってみたいと思っていたけれど、なかなかできなかったことに挑戦するいい機会です。
自分の好きな本やマンガを全部読み返してみるのもいいでしょうし、憧れのホテルの朝食メニューもじつは意外にリーズナブルなので食べに行ってみるのもいいでしょう。興味のある町をゆっくり散策してみるのもいいと思います。朝からシャンパンを開けるなんて、セレブに過ごしてみるのも、たまにはいいかもしれませんよ(笑)。
でも、さきほども言いましたが、いきなり生活を変えるのは難しいので、9日間の連休ならそのうち2日くらい朝を楽しんでみようかなぁでいいんですよ。
また、朝にやってみることも、ほんとにちょっとしたことからでいいんです。ダイエットと同じで、無理せずやってみてください。
──昨年2007年には、『朝時間.jp』から、本が立て続けに3冊も生まれてますね。
ええ。さきほどお話しさせていただいた朝時間を充実させるコツは、『朝時間のすごしかた』や『3秒からはじめる朝美人の練習帖』に詳しく書いてあります。
5月には『世界の朝』というタイトルで、アジア、ヨーロッパ、アメリカをはじめ、世界中のいろいろな朝のシーンを撮影した写真集が出ます。
7月には、1冊目の『朝時間.jp わくわく朝ごはん』というレシピの本がとても反響があったので、『みんなの朝ごはん』という続編の朝ごはん本も刊行する予定です。
サイトの人気の朝ごはんをまとめた『朝時間.jp わくわく朝ごはん』。
著名人やユーザーの素敵な朝のアイディアを集めた『朝時間のすごしかた』。
朝美人になるための37のレッスンを紹介する『3秒からはじめる朝美人の練習帖』。
『朝時間.jp』から生まれた“大人気レシピ”は「片目のジャック」!?
──『わくわく朝ごはん』の中から、特別にいくつかレシピを教えていただけませんか?
では、「片目のジャック」「豆乳グラノラ」「トマトうどん」という、どれも簡単に作れて大人気の三つのレシピをご紹介します。
「片目のジャック」は、ナイフを入れると、とろとろの卵がパンの中から飛び出すので、人に作ってあげると、おっと驚かれるので評判です。
アメリカの定番朝ごはんをアレンジした「豆乳グラノラ」は、時間のない朝でも栄養がパパッと摂れるので便利です。
「トマトうどん」は、サラダ感覚でツルッと食べられるので、食欲のない朝に便利ですよ。
【片目のジャック】
*材料(ひとり分)
・食パン(4枚切り or 6枚切り) 1枚
・卵 1個
・バター 少々
・塩、こしょう 各少々
*作り方
1 パンの中央に瓶のフタなどを上から押しつけて直径6~7cmの穴を開ける。
2 フライパンを熱してバターを溶かし、パンをのせて中央の穴に卵を割り入れる。
3 塩、こしょうをふり、片面が色よく焼けたら裏返す。
4 もう一方の面も焼けたら、皿にそのままスライドさせて盛って出来上がり。
【豆乳グラノラ】
*材料(ひとり分)
・グラノラ(オーガニック・無糖) 適量
・アーモンド、カシューナッツ、ピーカンナッツ、レーズンなどのお好みのナッツやドライフルーツ 各適量
・バナナ、ブルーベリーなどのお好みの果物 各適量
・シナモンパウダー 少々
・豆乳 適量
*作り方
1 グラノラと軽くローストしたナッツ、ドライフルーツを混ぜ合わせてカップに入れ、食べやすい大きさに切った果物をのせる。
2 シナモンパウダーをふり、豆乳をパックごと思いっきりシェイクして注いで出来上がり。
【トマトうどん】
*材料(ひとり分)
・冷凍うどん:ひとり分(200g)
・プチトマト(赤、黄) 合わせて15個
・麺つゆ(ストレートタイプ) 約100ml
*作り方
1 鍋に湯を沸かし、冷凍うどんをゆでて解凍する。プチトマトは半分に切る。
2 うどんの湯をよくきって器に盛り、プチトマトにのせ、麺つゆをかけて出来上がり。
時代のキーワードは「朝」! 「朝時間」は地球も救う!!
──いま、朝ってトレンドのひとつになっているように感じます。『朝時間.jp』はその先駆けのひとつだと思うんですが、雑誌やテレビでも「朝を素敵に過ごそう!」とか「朝型生活で能力アップ!」みたいな特集がよく組まれるようになりました。みんな朝に注目し始めたんですね。
そうですね。朝時間を大切にすることは、エコにもつながります。朝に活動して、夜は1時間でも早く電気を消して寝れば、CO2削減にもなります。朝時間を大切にする生活は、自分にも、地球にもやさしい暮らし方なんです。
ぜひ、ゴールデンウィーク中から少しずつ朝時間生活を始めてみてください。
読者のみなさま「ご報告」(笑)
この原稿を書きながら“朝時間を実行”してみた記者。いつもキリのいいところまで仕事してしまおうと夜半までねばるのをやめ、「原稿の続きは明日の朝」と思って、午前0時前にパソコンを閉じる。
大好きなルバーブのジャムとバゲットも用意したし、カーテンも、薄いレースを残して少し開けて寝ることに。すると……?
翌朝、起きられたんですよ、ホントに。朝7時にタイマーをかけたものの、目が覚めたのは6時過ぎ。しかも、寝覚めがめちゃくちゃいい。すーっと自然に意識が戻った感じ。
朝がとんでもなく苦手で、学生時代には翌朝大事な用があるとき、毛糸で手首をベッドに縛って寝たこともある記者。なぜ、起きなきゃいけないのに縛る?
それは、2個のタイマーをわざわざ手の届かないところに置いても、鳴った途端に夢遊病者のようにフラフラ~っと止めにいってまた寝てしまうから。その間、まったく記憶なし。寝過ごして愕然としたことが何度あることやら。手首が縛ってあれば、タイマーを止めに行くときにさすがにヘンだと気づくわけで……。
そんな朝が大・大・大苦手な記者も起きられた!
ーーーーー
何も考えなくても、歳をとれば、早く目がさめます。朝起している人は老化かもしれませんね。
朝は眠くて当たり前、寝たいだけ寝る、夜更かしもする、これが私の主義でもう譲れない。
トマトうどん ときた。
驚くでしょうが、ネットや出版の世界はまだまだこんなものです。