どんな未来を目指しているか 水道のレバーとの関係

知人の意見によれば、図書館などの水道の蛇口はレバーにした方がいい。
それは確かにそうだ。

図書館や青少年会館、役所、スーパー、そのあたりの
水道の蛇口をどうするか。
昔風の小さな蛇口で回転させるものは握力が必要で、

扱いが難しい場合もある。
左利きの人に意地悪だったりもする。
レバー式のやつだとずっと使いやすい。
身体が不自由だったりしてもやや使いやすい。

そのような設備があれば、図書館も青少年会館も、
身体が不自由な人も、握力の落ちたお年寄りも、歓迎していることになる。

蛇口一つのことだけれど、
誰を歓迎して、誰を排除しているか、
暗黙のうちのメッセージになっているらしい。

これは一種の教育でもある。
子どもがレバーの蛇口を見て、
なぜレバーなんだろうと考えてくれれば、
未来に向けての教育になる。

何しろ老人は気を遣ってもらわないと生きていけない。

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わたしは最近老眼が進行したようで
スーパーでの買い物に不自由しています。
表示は大きな文字にして欲しい。

先日老人の施設で火事がありましたが、
わたしの住んでいるアパートも古くて
老人がたくさん住んでいます。
お隣の玄関の前を通るといつもテレビの大音量。
料理の匂いもいつもきついし。
お香をいつも愛用しているらしくて
それはいい香り。

いつか妻宛の宅配便が誤配でお隣に行ってしまった。
留守で間違えて玄関において帰ったか。
あとで妻が受け取りに行くと挨拶しても奥さんの耳が聞こえず、
ちらっと見ただけで、お手伝いさんね、どうぞ、と言って引っ込んでしまった。
結局妻は荷物を受け取れず、
配達ミスは配送車の責任だと言うことで再配達してもらった。
ご主人はイスラム学者で半分寝たきり。
二人きりで暮らしていて、お手伝いさんが週に二回、
娘が月に何回か来ている感じだ。

老人社会は日本人にはなかなかイライラする社会だと思う。

元に戻って、知人によれば、以下。

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私たちの町や地域は、自らの姿をどのようなものとして描き出そうとしているのでしょうか。
それが試されているような気がします。
蛇口を実際に利用する人は、市民全体からすれば決して多くないかもしれません。
けれども、この町が目指している方向性を、何気ない普段の風景として一人ひとりに確実に届けてくれます。
また、このレバーは、提案やメッセージにもなります。
将来を担う子どもたちを含め、多くの人が利用する図書館という公共施設を通じて、町の想いや願いを象徴的に伝えてくれることになるのです。