波とのみ 一つに聞けど 色みれば 雪と花とに まがひけるかな 紀貫之

波とのみ 一つに聞けど 色みれば 雪と花とに まがひけるかな 紀貫之 海に出て波を聴いていると音は一つだけれど 波の色を見れば雪のようでもあり桜の花びらのようでもあり 櫂(かい)のしずくも花と散る の原型か 波のしぶきを … Read more 波とのみ 一つに聞けど 色みれば 雪と花とに まがひけるかな 紀貫之


義経の絶望

義経が腰越まで行って頼朝に会うこともなく京に帰される事になり失望する。そのくだり。 馬上、ゆらゆら、義経は疑った。腰越このかた、自分はどこか違って来てはいないだろうか。この人間がである。人間の観方、骨肉への考え方、世間と … Read more 義経の絶望


施設内での病理

老人ホームなどでの精神的不調をどこまで薬剤で調整するのかという問題は常にある 施設が問題だとは言わないけれど施設の環境を変えれば精神状態が変わることが多いのも現実である そこまで対応できないから薬剤で工夫をするのも筋が違 … Read more 施設内での病理