2009-03

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若葉さす ころはいづこの 山見ても 何の木見ても 麗しきかな  橘曙覧

若葉さす ころはいづこの 山見ても 何の木見ても 麗しきかな  橘曙覧老境には若葉がますます麗しい
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波とのみ 一つに聞けど 色みれば 雪と花とに まがひけるかな 紀貫之

波とのみ 一つに聞けど 色みれば 雪と花とに まがひけるかな 紀貫之海に出て波を聴いていると音は一つだけれど波の色を見れば雪のようでもあり桜の花びらのようでもあり櫂(かい)のしずくも花と散るの原型か波のしぶきを桜の花びらに見立てる
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わび人の 涙に似たる 桜かな 風身にしめば まづこぼれつつ 西行

わび人の 涙に似たる 桜かな 風身にしめば まづこぼれつつ 西行前半だけにして俳句とした方が形がいい
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待ち時間のモーツァルト

会場で待ち時間スピーカーからモーツァルトのオペラの一部分が流れている至福演奏会のモーツァルトもいいけれどこうした場面でのオペラの断片は幸せに満ちている周りには古い知人がいるますます美しくなったその人が視界の先で笑っている艶やかだ
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自分を守るために嘘をつく

みんな自分を守るために嘘をつく嘘をつき続けているうちに嘘とも思わなくなる嘘つき同士が他人に絶望するなどと語る弱いから嘘をつくそれは分かるでもある時点で考え直すことが出来たらそれはそれでとても偉いことだよと言ってあげたいあなたの人生が美しいか...
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おもふどち 春の山べに うちむれて そこともいはぬ 旅寝してしが 素性法師

おもふどち 春の山べに うちむれて そこともいはぬ 旅寝してしが 素性法師        親しい仲間同士で、春の山辺に連れ立って遊びに行き、どこというあてもなく気の向くままの旅寝をしたいものだ
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義経の絶望

義経が腰越まで行って頼朝に会うこともなく京に帰される事になり失望する。そのくだり。馬上、ゆらゆら、義経は疑った。腰越このかた、自分はどこか違って来てはいないだろうか。この人間がである。人間の観方、骨肉への考え方、世間というもの、すべてへ、自...
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Charlotte Rampling

キーラ・ナイトレイの映画「ある公爵夫人の生涯(The Duchess)」の宣伝を見ていたらCharlotte Ramplingの名前があるイタリア映画『愛の嵐』で有名な人だその後は映画「Swimming Pool」でサニエをひき立て役存在感...
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漆間巌官房副長官ミスを重ねる

「自民側の立件は出来ない」と発言した政府高官、漆間巌官房副長官(元警察庁長官)は記憶にないと答弁そのとき新聞記者は20人くらいいたとのことで20人の記憶が間違っているか漆間官房副長官の記憶が間違っているかのいずれかでしょうとの意味のことを語...
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施設内での病理

老人ホームなどでの精神的不調をどこまで薬剤で調整するのかという問題は常にある施設が問題だとは言わないけれど施設の環境を変えれば精神状態が変わることが多いのも現実であるそこまで対応できないから薬剤で工夫をするのも筋が違うようにも思う施設の中に...