生ける者 遂にも死ぬる ものにあれば この世にある間は 楽しくをあらな 大伴旅人

生ける者 遂にも死ぬる ものにあれば この世にある間は 楽しくをあらな 大伴旅人
(いけるもの ついにもしぬる ものにあれば このよに あるまは たのしくをあらな)
生きる者はいずれ死ぬのだから、この世
に生きている間は酒を飲んで楽しく過ご
したいものだ。
題意は「酒を讃(ほ)める歌」です。
作歌動機は大宰府に伴った妻と死別して
悲嘆と失望にあり、酒でまぎらわせよう
としたものです。 

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失望はいろいろとある
死ぬ必要はない
なんとかなる
なんとかしよう