人間が何かを認知しているとき
それは常に正しいと信じていると思う
正しくないと悟ったときにはすでに
「正しくない」という正しい認知に到達しているはずで
要するにいつでも自分は正しいと信じているのだ
ということは人間は常に圧倒的に間違っているということだ
学校の勉強で×をもらったら素直に間違いを認めるのに
日常生活では決して間違いを認めようとしないのは
不思議なことだ
プライドが邪魔をして正しい認知を回避しているという可能性はある
しかしその場合には現実的な損失がつきまとう
損をしてもプライドを取るという人生の態度である
それはそれでいいけれど
普通はそれではプライドも保てないもので
きちんと理解してこそプライドを保つことができるだろう
どうしてゆがんだ認知のままで
突き進めるのか
それが不思議だ