シュールな夢

シュールな夢

何だかとても不思議な古本を集めている
とても珍しい作家
とても珍しい本の部分
でも新しいみたいで楽しげ

見つけるたびに比較して喜び合っている
部分をつなげて全体ができるかもしれないということらしい

色の違う大理石でできたブロックがたくさん
それぞれの色の大理石でできた、何だったか、植木鉢みたいなものも、何種類か
組み合わせたらとてもいいねと
大家族で喜んでいる

一族が食べていくのに充分な大木というのがあって

それがあるのにお前たちは何をしているのだと神様みたいな人に諭される
ああそうだと一族で気がついて一族で前向きになる

見たことはないけれど
現実にいたら人気が出そうな動物が何種類かいて

館の一部に隠し絵とか保護色みたいになっていて
しかもそれが空間的に繰り返し模様になっているので
それを見つけて写真を撮っている
室内なのでシャッタースピードが遅くなることを気にかけながら
何枚も撮影する
動物というのでもない、いま考えれば植物のようでもある
生き物なのかどうかも確かではない
妻が帰ってきて
台所で音がしている
これが一番シュールな夢だ