小沢一郎的こころ

小沢一郎が代表を退いて見栄えのいい人を代表にたてて得意の遠隔操縦を始めればそれこそが得意のホーム・ポジションというものですわりがいい
*****しかし一方でこれから政官財の癒着の構造にメスを入れようというときに権力の裏の裏まで知っていて政官財に情報を張り巡らせているはずの小沢一郎がこんなちゃちで簡単な仕掛けにやられるなんてあんまりじゃないかという意見もある
本当は小沢一郎はそんなに裏街道の黒い奴じゃなくて純真で真っ白な人なのではないかと思えてくる怒ったり泣いたり、あげくは急に投げ出したり
それでも投げ出すタイミングとしてはそんなに悪くないだろうという論評が多い
具合が悪くなったり、怒ったりして総理大臣を辞めた人たちと同じ精神構造のお坊ちゃんなのだとも思えてくる意外と単純で愚直なのかも
傲慢に見えるのも素直なだけかも知れない
こんな時、外野席で見物している人に限って、「こうなることくらい分からなかったかな」、なんて評論したがる
たしかに「政財官癒着引きはがしオペ」を実行してもらう期待を持っている側としてはもっと意外なシンパやあっと驚く情報網があって官僚を震え上がらせるほどであって欲しいと思うものだが実際にはこんなことになっている
たぶん、意外といいやつなんだ、あいつは
*****昔、とんねるずの歌で小沢についてきゃ、まちがいねえ
という歌があったような記憶があるガラガラヘビの歌のあたりではないか宮沢さんなどの総裁候補を面接して指名したときだったと思う
*****たとえば我々にしても新聞始めマスコミでの医学や薬剤についての報道が問題が多いことは感じているしかしそのことで患者さんが動揺することは当たり前なことでそこを説明して動揺するなというのも無理な話マスコミには抵抗できない結果としてはマスコミによって作られた不安や動揺を前提として診療しなければならないのが現実である記事の出所とか意図についてはだいたい推定できることもあるのだがだからといって悪影響をゼロにできるわけでもない
社会というものはいろいろな人の利害の総和である
*****そんなの分かんなかったかなという論評については分かんなかったから仕方がないよというだけだ
そのように論評する「優秀な」人に比較すれば人の心が読めずぶっきらぼうな奴だということになるのだろう
もしそんな奴だとすればじつに友達になりたいようないい奴である