自分の記事も検索できない 幻覚・妄想について

確か自分のブログに記事があったなあと思っても

検索できないことがある
今回は
幻覚・妄想とひとまとめにするのは乱暴すぎる間違いであって、
幻覚と妄想は別々のものなのだということをどこかに書いたはずで
どこに書いたのだろうと思うが
幻覚妄想という言葉はあちこちにあって絞りきれないし
検索は論理形式で検索したりはできないから
結局探すのも難しい
何かの皮肉を言ったはずと思って探そうとしても
皮肉の対象は分かっていても
そのとき使った言葉を忘れていると探せない
もっと便利な検索が欲しい
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ついでなのでメモしておくと
統合失調症の陽性症状の例として幻覚・妄想があげられるのだが
幻覚の内容としては幻聴、幻視、その他、
妄想の内容としては被害妄想が多く、その他としては血統妄想とかいろいろがある。
幻聴は器質性のものも一部あると思うがたいていは時間遅延理論で説明できるものである
幻聴の元は自分の思考である
幻視は器質性のものが多い。たとえばアルコール症。
被害妄想は内部世界モデルと外部世界のズレによって生じるもので
そのズレを訂正できないメカニズムが関係している
このズレがある場合にはまず外側から分かることは行動の特性に偏りが出ることでそれは性格異常として認識される
行動にあまり反映されない場合には思考の異常として妄想となる
妄想については細かい議論もある。
妄想は一言で定義すれば、「訂正不可能な、事実に反した確信」ということになるが、
それほど簡単でないこともある。
例えば、最初に「死ね」などといういやな幻聴があり、その理由を考え続けて、
自分は国連関係の重要人物でFBIが命を狙っているのだと思い至ったとして、
これは幻聴に対しての反応であって、厳密には妄想というものではないことになる。
ここまであげたところでも
ひとくくりに幻覚妄想状態といわれるが内容としてはひとくくりにできるものではないことが分かると思う
時間遅延が起こることが統合失調症のひとつの特徴で
内部世界モデルと外部世界のズレを照合し訂正する機能の減弱が統合失調症のもう一つの特徴である
ここにあげた自我障害の話のモデルでは統合失調症のこの二つの側面を同時に説明できる。