「人生のちょっとした煩い」村上春樹訳 グレイス・ペイリー著

村上春樹の翻訳で、いかにも短編らしい短編で、期待した通りのものがここにある。 期待したものは、人生の細部である。抽象的な文章ではない。人生に対しての警句でもない。安部公房ふうの発明でもない。 その人にまつわりついて離れな … Read more 「人生のちょっとした煩い」村上春樹訳 グレイス・ペイリー著


脳の微妙な不都合

まったく普通に考えて 脳はこんなにも複雑微妙な構造と機能なのだからいろいろな不都合があるはず それをいちいち言っていたら いろいろと問題が複雑なので 言わないだけだろう


捨てられた僕

後輩は書きました ***** ゴールデンウィークの頃 初めて君と会った 確か雨の日で僕は傘を持っていた どうしてかゴールデンウィークと雨と傘と君がひとつになっている 梅雨の前あたりにドライブした 肉を食べて水族館に行った … Read more 捨てられた僕


本当の自分

本当の自分を探すとかそんな合い言葉がある 誰かが本当の自分なんかどこにもないいまの自分が自分だと言っていた 本当の自分という言葉で指示しているものは自分は楽な姿勢で無理をせずにいてそれでもなお周囲も受け入れてくれて居心地 … Read more 本当の自分


最近の天声人語

最近の天声人語は筆が乗っていると思う 今日は新緑の高尾山を書いて、「なま乾きの絵のように、山全体が緑に塗れ、木もれ日までが色づいて見えた。」と書いている。 引用も適切で華麗。物事の内的関連を気付かせてくれる。よく勉強して … Read more 最近の天声人語