わたしは自分が科学の世界の住人であることを
いまは喜ばしく思う
自分が正しくないとき
自然はわたしに訂正を迫る
それはとても良いガイドラインになる
それは多数決も関係ないし
歴史も関係がない
政治力も関係ない
自分でルールを作って問題をつくって答えを作文して
大部分が嘘であるような法律学とも関係がない
ほとんど偶然に頼る経済学とも関係がない
科学の世界の
この固くてどうしようもない確実さが
わたしには故郷に思える
この世界の住人で良かった
素朴な科学実在論を言っているのではないのだが
表現が難しい