新聞にもネットにもテレビにも週刊誌にも
トンデモ情報はたくさんあり
いったいどういう構造になっているのだろうと思う
トンデモ情報のそれぞれを見ていると
よく似ていることがあり
それは多分、一つの組織が、ひとつのノウハウを横展開させているのだと分かる。
別のネタが見つかれば
同じ手法で展開できる。
新宗教、自己啓発、本当の自分探し、メンタルタフネス、このあたりが
横展開だろう。
組織的で、たいていは、アメリカ流に元がある。
*****
そうしたビジネス系とは少し違って、
ビジネスとしてもこれは弱いだろうというものもある。
それでもなんだか宣伝が続いているのはどうしてなんだろう。
*****
心理系、カウンセラー、セラピスト、コーチングとか、この分野では、
どうもふざけているのではなくて、
本気で自分のやっていることが役に立つと思っている妄想系の人もいるらしい。
妄想をケアされているうちに
ケアする人と同一化して
活動を始めるのだろうと思う。
よくあることだ。
人間は自分を間違っていると考えることは原理的にできない。
「自分は間違っている」と語る人がいたとして、その言葉そのものは正しいと信じているのである。
それぞれの人がそれぞれの
知能、体験、その他を総合して、自分なりに正しいと思うことを生きているわけで、
なんとまあ、見事なものである。
特に現代では、何が正しいかは、本人の自由である。
それぞれの特殊な正しさを裏付けてくれるたくさんのトンデモ流派が用意されている。
*****
新聞がトンデモ情報に一面を公告として売るのはやめて欲しい。
何とかならないものかと思う。