盃は割れてしまった
しかし確かにそれは黄金だった
理想を夢見てかなわなかった時
その人を慰めてあげよう
志は黄金であったと慰めよう
わたしは仲間を讃えたい
市民の一人として
同胞として
連帯することができるはずなのだ
友よ、と呼びかける
ベートーベン第九を思い出す
はるかな努力の末に理想の社会は実現するだろう
無限の時間がかかるとしても、
諦める必要はない。
無限の時間を辛抱強く待てばいいだけである。
待つことこそ偉大な知恵である。
思い屈することはない。
近くても遠くても、いずれ、いつの日にか、
私たちの理想は実現するのだ。
その日のために、
今日、自分のできることを着実に一つだけ、実行しよう。
それでいいはずだ。
それが過去と未来の市民と連帯するということだ。