つれもなき 人を恋ふとて 山彦の 答へするまで なげきつるかな

つれもなき  人を恋ふとて  山彦の  答へするまで  なげきつるかな 
冷たい人だけれども恋しくて、山彦が答えるほど大きなため息をついてしまったよ 
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うちわびて  よばはむ声に  山彦の  答へぬ山は  あらじとぞ思ふ
つらい気持ちで何度も呼びかける声に、答えを返さない山はないと信じます