NHKで高校野球の時間が終わったと思ったら核問題についての長い議論
仕事も一段落して、お酒の時間になったので、いろんな感想というか妄想がでた
無責任に紹介すると以下のようだ
何だか人の話を聞かないでまくし立てる「いつもの人たち」のような人もいて
大変だ
視聴率をとるためには必要な道具立てなのだろう
でも、こうして顔も出してしまうと、日常生活で何となく具合が悪くないだろうかと
余計な心配もする。
核兵器に何も関係のない人にとっては
核兵器などない方がいいに決まっている
迷惑以外の何ものでもない
そこから利益の得られる人には核兵器があったほうがいいに決まっている
飯の種だ
核はないほうがいいという当たり前のことを言い負かすには
相当の時間をかけていろいろと勉強もして議論もしているはずで
すでにかなりの専門家
多分人生のかなりの時間を使ってしまっているので
核兵器のない世界は自分が無用になるようで不安で仕方がないのだろう
他の人はそれだけの時間をかけて何か他の有用なことをしているはずで
そのことを考えただけでも後には引けないはずだろう
こんなことに人生の時間を費やしたから
出世できなかったとは考えたくないだろう
自分の見当違いに大声を上げたくもなるはずだ
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挙げ句の果ては
倍返ししてひびらせろという意見をインタビューの形でNHKが流しているのだから恐れ入る
いつもの編集権はどこへ忘れた
たとえばの話
動物虐待はいいか悪いかと言えば
大半の人が悪いと思っているし議論もないだろう
それを敢えて議論として構成して
動物虐待反対と賛成というように半々の人を集めてやったとすれば
動物虐待賛成派や毛皮業者にとっては大きな前進になるのだ
普段はばからしいとされて無視されている動物虐待賛成派が約半分の放送時間をとることができる
動物虐待は良くないという結論を最後に言うとしても
虐待賛成派の大きな前進なのだ
理屈はいくらでもあって、キリスト教的な神は他のすべての生物を人間のために作ったとか、
ダーウィン的世界観では動物をどのように使っても、許されるとか、
虐待ではなく、役に立つのだから、彼らは喜んで死ぬのだとか、
輪廻転生で生まれかわって今度は我々が動物たちの役に立つのだとか
いろいろなトンデモ屁理屈を時間の半分は聞かされることになる。
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議論というのは二つの種類があって、
数学の問題のように、前提条件を整えて、正しい結論を導くものと、
知識の前提を確認しあうものとがある。
論理操作の問題としては、
まず最初の事実認定とか歴史条件とかを共有して、
その上で議論することが必要だ
今日の話は、あなたは知らないから・何も考えないから・核兵器をなくせという感情論に賛成しているだけだという話で、
結局何を知れば、意見が変わるのかについては、有効な提示がなくて、
自分の結論に有利な材料を小出しにしているだけだった
それは全く議論にならないだろう
相手を説得するだけの過不足のない材料をきちんと提示して、
自分はこれで確信が持てた、あなたも持てるはずだというのでなければ、
説得力がない。
司会者が変な仕切りをするのではなくて、
お互いの見解をまとめて、20分くらいの分かりやすいVTRにして作ってもらい、
それに対する質疑応答にすればいいのかと思う。
お前は何も知らない、というだけでは脅威を与えているに過ぎない。
声の大きい人のマイクのボリュームは小さくして欲しい。
プロレスでわざと血を流して興奮させるようなものだ。
人間は実際、納得しなくても、脅威だけで動くものという側面もある。
相手に脅威を与えようとしている人は、そのような世界観で生きている人なのかもしれない。
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核兵器は、製造、試運転、配備、保管、点検、廃棄、そうした一連のことにとても費用がかかる。
安全でもなく、たくさんの被爆があり、それを報道させていない体質があることがまず分かる。
日本の原発からしてそうだ。まして兵器だと秘密主義になる。
その秘密主義の内容をどうして賛成者は知り、賛成できるのだろう。論理的に破綻している。
現在、核兵器はない方がいいことは分かっているが、できないのは、核兵器の製造、維持、廃棄で
生活をしている勢力がかなりの数いるからだ。
現実的に考えれば、その人たちに生活の方法を与え、
核兵器を一年にいくつかずつ、お金で買い取ればいいのだと思う。
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核兵器の製造と使用、そして核兵器による威嚇に、国家規模の組織が必要であることも特にない。
隣の人がある日突然核武装するかもしれない。そのときにはある種の人たちの論理に依れば必然的に抑止力としての核武装をする必要があることになる。
とても変なたとえ話をすると、例えば、愛媛県がひそかに核武装して、徳島県を威嚇したらどうするのか、
愛媛の人たちは頭がおかしいから何をするか分からない、というわけで、徳島県が極秘の内に
核兵器で装備しました、持っているけれど、使わない、愛媛の核使用を抑止するためです、という話は、
核産業が最近売れ行きも悪いし、どうしようかというときに、あり得ないことではない。あいつらは、高校野球で
卑怯なスパイを使っているから、今度それを使ったらただではおかないぞと言うためにも、抑止力として必要だとか。
県でなくても、
組でもいいので、組同士の抗争に使ったっていいわけだ。
セコムとか核シェルターの会社とか、
安全を売り込むことができるけれど、
現状では、セコムは、核兵器に対する安全を発売してはいないと思う。
なぜか。
核拡散して一番困るのが世界で一番強いアメリカだからだ。条約で縛られない人たちが核を持ってしまったら、もうとても困るはずだ
。
。
核を持った徳島の人たちは、当然だが、愛媛県の人を攻撃対象にするはずはなく、
どうせなら一番権力のある勢力を狙うに決まっている。
徳島が核兵器を持ってアメリカ以外を狙っていることが知られただけで、
アメリカは国際国連警察のような雰囲気で取り締まりにかかるだろう。
大量殺戮兵器があるとアメリカ大統領が確信しただけで戦争は実行されたし
日本国の首相もあるはずだと同意して応援したのだった。
核先制攻撃の第一撃は、報復核兵器を一番多く所有している好戦的軍隊の中枢部を狙うしか意味がない。
愛媛県の宇和島東高校の野球部部室を破壊しても意味がないのは分かるだろう。
オレの女に手を出すなと核兵器を見せるのは、いかにもまずい。
では、核兵器ではなくてはできないことは何だろう。
そう考えると、通常の人間のいざこざはたいてい解決できそうである。
核兵器でなくてはできないことは、多分、アメリカ大統領を常時被害妄想に駆り立てることだと思う。
大統領は核兵器さえなくなれば安心なのにと世界の誰よりも感じていると思う。
人間は、自殺の道連れに誰かを殺すことがある。
現状では核兵器の使用はそれに近いのかもしれない。
道連れにされそうなのは明らかにホワイトハウスである。
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核兵器の使用ではなく、実験で何を狙うのかと言えば
「それで守ってもらえると思う人」を「支配する」ということだ。
北朝鮮問題は国際的には中国問題であって、
核実験は北朝鮮内部の反抗勢力を
牽制できるだけだろう。多分、実効性のあるのは国内問題である。