才能がありそうなふりができるのも商売のねたになる
才能がないと分かるまでは営業ができる
分かってしまったらまた新規開拓
そんな人は才能がないから
もうその仕事をやめようとは思わない
匿名社会の一つの特徴だろうと思う
お互いに顔見知りであれば
そんな才能のある人間ではないことくらい昔から承知しているのだから
ーー
そんな振る舞いをしているうちに
何となく自分には本当に才能があるのに
世間が認めないのだと信じるようになる
そのように納得すればそれでもいい
実際、コース変更をするにも時期というものがあるので
それを逃してしまえば
現状を合理化して納得するしかないではないか
自分は数学ができないとか
ピッチャーをやっても130キロは出ないとか
すぐに明白に分かる
自己認知を誤ることはない
でもそれ以外の重要な場面で自己認知が不正確になるのはどうしてだろう