人間は生きている限り
明日の不幸の種を今日まいている
今日の行いの結果が
明日、来年、十年先に、判明する。
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どの人も自分は正しいのに報われないと感じている
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おおむね、どの人も正しくない、それが真実である。
そして、たとえ正しかったとしても、報われることはまれである。
つまり、自分は正しいと考えることで一度目の間違いを、
正しいなら報われると考えることで二度目の間違いを、おかしている。
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自分は正しいのだから報われるはず、それなのに報われないのはどうしてなんだという
疑問があるとして、
少し考えれば、世界が悪いのではなくて、
上のように、自分の考えの中に二重に間違いが含まれているのだと
気がつくはずである。
自分の信念と世界の現実が一致しないのだから、
どちらかが間違っているのだというところまでは納得できるだろうか?
その場合、自分の信念を守り、客観的な世界を否定する心の動きは、
精神医学の問題になる。