しびれるナイト

ロシア中部のナイトクラブで火事、100人超死亡 花火が原因

 【モスクワ=共同】タス通信などによると、ロシア中部ペルミのナイトクラブで5日未明に火事が起き、非常事態省当局者は101人が死亡し、130人以上が負傷したと述べた。地元当局者によると、店内のステージで花火を使った際、プラスチック製の天井に引火し、火事になったという。

 アパートの1階にあるナイトクラブでは当時、開店記念日の祝賀パーティーが開かれており、4日は金曜日だったこともあって約200人が集まっていた。司法当局は現場検証で爆発物は見つからず、テロの可能性はないと説明。花火などを使用する際の安全規則に違反した疑いがあるとみて、刑事事件として捜査を始めた。

 犠牲者の多くはやけどを負い、一酸化炭素中毒の症状を示していた。逃げる際に窒息したり、出口付近で押し合いになったため被害が広がったとみられている。

 メドベージェフ大統領はプーチン首相に被害者への支援と原因究明を指示し、関係閣僚らを現場に派遣した。 (12:08)