とても単純に言うと、
薬をたくさん出せばたくさん儲かると、
スーパーで買い物するような感覚で解釈している人がまだまだいるようだ
実際は一枚の処方箋あたりの処方数が少ない方が報酬が高くなるように設定されているので
たくさん出せば儲かるというのは間違いだ。
たくさん出せば儲かるというのは間違いだ。
親切でたくさん出すと報酬が低くなるので、
薬は少ない方がいいですよと耳障りのいいことをいって
薬の種類を少なくした方がいいことになる
何の薬を出せばいいか分かっていても、
うちは循環器科だから
アレルギーのお薬はアレルギー科でもらってくださいなんて言うことになる
時間もかかり医療費もかかる
また、高い薬を出せば儲かるというのも間違いで、
処方した薬が全体でいくらになるかは医院の診療報酬に関係がない。
日本の医療制度は物品販売が儲けの中心だったので、
それが現在は薬局に移っている。
薬局さんは儲かっていて、ビルを建てて、お医者さんに部屋を貸している。
ビルのオーナーの立場である。
眼科でも、コンタクトレンズを販売することで利益を上げたもので、
やはり物品販売である。
例えば、電話で医学的判断をしてもらっても、無料だと思っている。
そしてその判断を元にして薬局に行って薬を買うときには、儲けがあって当然だと思っている。
親切で教えていればただなので、次の勉強の機会を逃してしまう。
それよりは、内容を本にして出版して、それを売れば、それも物品販売につながる。
まあ、そんなことを言っていても仕方がない。
そんな一面もあるということだ。