君がためをしからざりし命さへながくもがなと思ひぬるかな

絶えしころ絶えねと思ひし玉の緒の君によりまたをしまるるかな(和泉式部集)

あなたとの仲が絶えていた頃、
いっそ玉の緒も絶えてしまえと思っていた我が命ですが
優しい言葉をかけて下さったあなたのせいで、また惜しく思われるのです。

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このあたりは昔も今も変わらない。

あなたがそんなに言ってくれるんなら、
死ぬのは延期、ちょっとだけ。