むかし見し 雲居をめぐる 秋の月 いまいくとせか そでにやどさむ 二條院讃岐

むかし見し 雲居をめぐる 秋の月 いまいくとせか そでにやどさむ 二條院讃岐
むかしみし くもいをめぐる あきのつき いまいくとせか そでにやどさむ
かつて眺めた宮中を巡っていた秋の月を、
あと何年生きて袖の涙に宿すことができるだろうか。
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ギッシングの
あと幾たびの春を
と近い趣向である