他人の痛み

他人の痛みをどう感じるかは大変に深い問題である

ラットの場合は
たとえば
一匹を檻に拘束して床に電流を流して苦しめる
その様子を別のラットに見せる
するとそのラットの脳にはストレス反応が明らかに生じている
人間の場合は
他人の痛みを自分の痛みもとして感じる部分も大いにあるのだが
他人の痛みをおもしろがる部分もあるので話が複雑である
どちらの場合もすくなくとも
「他人が痛がっている」ことは認知しているのだ
その先の反応が複雑であるところが人間の特色だとの説明がある