認知の訂正をすると言っても
訂正する主体は歪んだ認知の主体であるから
なかなか難しい
うまいたとえではないが
聴覚の欠如している場合に
音階の訂正をするのは難しい
ーー
しかしまた、人間は人間に影響を受けるので
認知の次元にとどまらず
影響を受ける
むしろ治療者がその影響をコントロールする技術が大切になるとも考えられる
ーー
なかなか変わらない
と
気付かないうちに影響してしまう
との間で
バリエーションがある
よい変化、よい影響は何かと考えると
単純ではない
ーー
このあたりの事情に敏感である方がよいけれど
鈍感でも結果的によい影響が残ったと評価される場合もあり
結果オーライであるが
悪いことではない
ーー
また
教条主義的な人のいい面もあるし
悪い面もある
柔軟な人のいい面もあるし
悪い面もある
柔剛を使い分けるのが
大切であるが
意識して使い分けるのは
また難しいものだと思う