アクロニムで覚える 自閉症とアスペルガー障害の対応のちがい 仁平説子 仁平義明/著
ブレーン出版 2006年4月
英国自閉症協会の「SPELL」に代わる日本のアクロニム。わかりやすいフレーズをつないだアクロニム(頭字語)で覚える、自閉症とアスペルガー障害の対応の基本。
第1章 「よ・い・か・た・ち」―自閉症の子どもへの対応:うまくいった例・いかなかった例
予告で見通し
言うより見せて
簡単明瞭
楽しいこだわり見守って
小さなルールの積み重ね
第2章 「よ・い・こ・せ・い」―アスペルガー障害の子どもへの対応:うまくいった例・いかなかった例
予告で安心
言って見せて
こだわる趣味は特技に変える
説教せずにルールの説明
いつも冷静いつもおおらか
第3章 「あ・ゆ・み・よ・り」―自閉症とアスペルガー障害の子どもに共通する対応:うまくいった例・いかなかった例
焦らずに子どものペース
ゆっくりのんびり見守って
見つけよう子どもの生きがい
読みとろう子どもの心
理解することは愛すること
第4章 自閉症とアスペルガー障害のちがいを考える
「イメージのとぼしさ」と「イメージの脈絡のなさ」
自閉症とアスペルガー障害のちがい:“不器用さ”の意味
再び、H・アスペルガーの示唆
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「アクロニムで覚える」必要が?
英国自閉症協会では"SPELL"という原則で自閉症スペクトル障害の方へのサポートを行っています。
Structure(構造化)明確で一貫性のある環境
Positive(ポジティブ)肯定的な対応と適切な期待
Empathy(共感)独特の理解の方法への共感
Low arousal(興奮させない)ストレスを招く感覚刺激を低減
Links(リンク)家庭や地域資源との連携
の頭文字をとって"SPELL"です。