日本語はなかなか豊かで
根に持つ
などといういい言葉がある
精神の悩みのいくらかは
根に持つ
ことによって発生しているのではないかと思うことがある
脳の中には体験をどのようにして保存するかを決定している部分がある
そこのコントローラーが
記憶をどの程度保持するかを決めていると思う
不具合になると
忘れた方がいいものまで長期記憶に保存してしまい
何度も再生されて不調に至る
むしろどうせ記憶コントローラー不調になるなら
過剰に忘れてしまう方が生きやすくなる
根に持つ人と
忘れやすい人が対決したら
忘れやすい人がたぶん勝つと思う
根に持つ人は過去に縛られるからだ
純粋に現在と未来だけで判断できる人が
強いに決まっている
忘れられないからまた旅に出るのだと
中島みゆきも歌っている
ーー
記憶の強度には明らかに違いがあり
それは学習理論でよく議論されている
一生に一度限りの強い学習というものがあって
たとえば母親を認知して学習することなどである
これが非常に強い学習なので
のちのちの対人関係の基礎シナリオになる
Changing Core Beliefs などのフレーズで使われている
Core Belief が形成される
Core Beliefs に関してはたとえば
Change False Beliefs
Identify Core Beliefs
Core Beliefs Inventory
Body Image Beliefs
Food and Beliefs of Feeling Deprived などと記事が並んでいる
こうした強い学習の基礎には多分
ホルモン系の関与があり
従って再学習をする際にも
ホルモン系の動きを活用する方法が考えられる
たとえば出生直後がそうだし
第二次性徴期がそうだろう
擬似的にそのような環境を用意すれば
再学習しやすくなるのではないかと考えられる
ーー
当然だが
頭のいい人は記憶もいいので
根に持つ人のほうが多い
男性より女性のほうが根に持つと思う
悪い記憶から自由になった方がいい
ーー
無理なことだけれど
忘れてしまえば
なかったことにできることも多いのにと思う
ーー
こうした感想は多分普段pcを使っているから出たものだと思う
時代が違えばまた発想も表現も違うと思う
そのようなレベルだと進歩がないと科学の歴史は教えているのだが