糖尿病学会で新しい診断基準、改定のポイント
今回改訂されたポイントを簡単にまとめると、以下の4点となる。従来の診断基準にHbA1cを加え、HbA1cのカットオフ値は日本の疫学データをもとに6.1%(JDS値。以下、特に注釈がない場合はJDS値)とする内容だ。
・従来の血糖値による診断基準は堅持(基準値はそのまま)。
・診断基準にHbA1cを取り入れる。
*ただし、HbA1cの反復検査では確定診断には至らない。
・HbA1cのカットオフ値は6.1%(JDS値)。
・HbA1c(JDS値)のNGSP相当値への移行(JDS値+0.4%=NGSP相当値)
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最近はAGE(Advanced Glycation End Product),RAGE(Receptor for AGE)などの話題が定着
高血糖が持続すると
AGE=終末糖化産物が一度体内でつくられると
分解・排出されにくいので
長期間にわたって蓄積してしまう
AGEの受容体であるRAGEを介して参加ストレスが発生し
血管障害や血栓傾向が引き起こされる
アンジオテンシンⅡ系が関与して血圧、血管にダメージを与える
これで腎臓が悪くなるらしいとの説
血糖、血圧、血管障害、肥満などが絡み合って進行する
Metabolic Memory 高血糖があると「つけ」のように悪影響が残ること
「高血糖の記憶」と呼ばれている
帳消しにはできないということらしくて怖い話
精神の領域でも
「忘れるから病気になる」ことは少なくて
「忘れられないから病気になる」ケースが多いと思う
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血管が年をとることは問題で
取り替えが難しい
将来臓器が今より簡単にできるようになったとしても
血管を総取り替えすることは難しいだろう
どんなに先進的な医療を使っても
どんな健康法を採用しても
新聞の訃報欄で見ると寿命は限界があるようだ
平等と言えば平等である
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搾取され続けたと言う労働者が資本家より長生きしていたら
結局はそれがよかったのかなとも思うが
どうだろうか