詩集

本棚にある詩集を手に取ってみて

しばらくぶりにめくってみる
なんと言葉が「物質」だろうか
輪郭があり
色があり
響きには余韻もあり
よく整えられた発想もあり
それが集まって
一行になり
一ページになり
みんな「質量」がある
自分の言葉が軽く消費されていることを思う