新聞記事で
プロ野球交流戦、強いパ・リーグの秘密は?
プロ野球のセ・パ交流戦は、パ・リーグが49勝30敗1分け(31日現在)と大きくリードしている。
上位5位までをパの球団が占め、セは巨人の6位が最高。その強さの理由はどこにあるのか。
交流戦は、各球団が5月上旬から異なるリーグの6球団と各4試合(2005、06年は各6試合)を行う。スタートした05年から09年までパの球団が5年連続で優勝。総合成績でも、09年を除いてパが勝ち越している。
今年のパ優勢の背景には、先発投手陣の充実が挙げられる。西武は涌井秀章、岸孝之の両投手、楽天は岩隈久志、田中将大の両投手など、2枚看板を持つチームが多い。同一カード2連戦の交流戦では、エース級を中心に登板させ、連勝も狙える。
投手力の差は、数字にはっきり表れている。交流戦のチーム防御率は、パでは日本ハムの2・06を筆頭に、西武3・12、楽天3・21など5球団が3点台。これに対して、セでは中日、巨人が3点台のほかは、4球団が4点台に沈む。
野球の世界一を争った昨春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では、パの投手8人が選ばれたのに対してセからは4人だった。パの人材の豊富さについて、読売新聞スポーツアドバイザーの鹿取義隆さんは、指名打者(DH)制の存在を指摘する。
鹿取さんは「追いかけるような試合展開になると、セでは投手に代打を送るが、パは続投させることができる」と説明。パの先発投手は投球回数がおのずと長くなり、マウンドで多くの経験を積むことができるという。
「交流戦になると移動の負担が軽くなる」。そんな声が、パ球団関係者から多く聞かれる。日頃は札幌から福岡まで飛行機での移動を強いられ、首都圏の千葉、埼玉にも都心からバスで1時間近くかかる。最長でも東京から広島までが基本のセの選手が「交流戦の移動は疲れる」というのとは対照的だ。
かつて「人気のセ、実力のパ」と言われた時代があった。交流戦では、巨人や阪神など人気球団との対戦に闘志を燃やすパの選手も多い。オリックスの金子千尋投手は「活躍して、全国区の選手になりたい」と意気込む。
では、後半戦でセの巻き返しはあるのか。阪神でも交流戦を指揮したオリックスの岡田彰布監督は「パは(先発の)2人目まではいい投手が多いが、4、5人目になると力が落ちる。3連戦だったら、セが強いと思う」と話す。セの球団の中継ぎ陣は充実している。球数を投げさせて先発を早く降板させれば、勝機はひろがるだろう。
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とあるのだが
先発投手陣の充実はたしかにそうだけれど
そのパ・リーグのピッチャーがセ・リーグに移籍している場合もある
チーム防御率が上げられているがそれは「強い」と言うこととおなじ意味で
なぜ防御率が低いのかを説明しないと説明にならない
DHがあるので投球回数が長くなるとあるが、だから強いという理屈にはならないだろう
セ・リーグの方がいろいろな投手が経験をつめることになる
3連戦だったら、セが強いと思うというのも疑問だ
先発の中の二人目まではいい投手が多いと言っても
そのあとも試合はある
いつもふたりだけで回せるわけではない
巨人にエース二人、ヤクルトに次の二人、阪神にまたエース二人、広島に次の二人などと
ローテーションを組めばうまく行くだろうが
そうとも限らないだろう
交流戦では、巨人や阪神など人気球団との対戦に闘志を燃やすパの選手も多い
というのが唯一納得できる理由だろう
観客が多く入れば収入も多いわけだし
それにしてもセ・リーグが弱すぎる
データ収集に手を抜いているのではないかと思う