ばか、死んでしまえ

言葉にはいろいろな機能がある

「ばか、死んじぇえ」と言われたとして
本当に言葉のとおりに
自分はバカで、死んだ方がいいのだとすると本当にバカだ
このような言葉は状況によって意味がほぼ無限に分散するので
結局文脈とか状況とか雰囲気や空気を読むしかない
頭が悪くて語彙が貧困な場合にはいつも同じ言葉を使うのだから
空気を読んで意味を構成するしかない
頭が良くて気を使い婉曲な言い方しかしない場合にも
相手は空気を読んで意味を構成するしかない
そのものズバリの言葉を口にするのは野蛮である
ーー
問題は送り手の思考と受け手の思考がかけ離れている場合である
「物の喩えだろう、間に受けるなんて、どうかしている」という場合が多々ある
親子でさえそうだ
しかしこの言い訳は微妙で、
間に受けたほうの解釈が悪いと責任を転嫁しているのだが
実は話した側が本当にそのような気持ちを込めてしまった例もある
ものの例えば分からないのは発達障害とレッテルを貼られそうだが
曖昧なものの言い方で誤解を誘発する側も考えものである
相手がそのような人間だと分かったら
それなりの話し方があるだろうと思う