参議院選挙与党過半数割れねじれ確定

2010年7月11日参議院選挙が行われ早い時間帯に与党過半数割れが確定となった。

1.議員は誰がなっても政治自体は多分あまり変わらない。早く決まるかどうかだけ。可能な政策の幅として考えれば広いはずがない。昔社会党が総理大臣を出した時でさえもたいして変わらなかった。たいして重要でもない話なのに全部のキー局で選挙速報をしている。こんなものをリアルタイムで見る必要がある人はどれだけいるだろう。知る必要がある人にはテレビ以外に情報源があるはずでこんなものは必要ない。明日の朝で充分なはずだ。放送内容を見てみると全部繰り返しで意味がない。やはり深刻なコンテンツ不足と思われる。昨日までは報道ステーションの時間枠のCMで選挙ステーションの番組宣伝を流していて実に意味がない。選挙事務所でバンザイをしているがそのことの意味も判然としない。サッカーについて、日本人だからという理由で「勇気と感動をもらった」と言う人と同じ遺伝子なのだろう。
2.自民党に票と議席が戻ったわけだが、その判断も信じられない。自民党に何があるというのか意味不明。消費税10%が嫌なら自民党にも民主党にもNoであるが、何の違いがあって自民Yesなのか不明。
3.もちろん何事も合理的に説明したいわけだが菅総理が消費税10%に言及した「深い」意味が合理的な次元で分からない。言わなくてもこうなったかもしれないが、言えばこうなることは分かっていたように思う。言わせたい人は財務省に決まっているが今回敢えて言った人に何の得があるのかよく分からない。
4.ねじれが決定してみると改めて、参議院はなんのためにあるのか分からない。衆議院は小選挙区を採用したのに比例部分も併用して意味が分からない制度だし、さらに参議院がおかしな権力を持っていて、解散権も及ばない、6年間固定された民意が幅をきかす。
5.ワールドサッカーが影響するとすれば与党に有利と思ったがそうではなかった。
6.みんなの党がこれだけ支持されたのだから政権の一部を担当させてみればいい。浮動票を獲得することだけが目的でないとすれば、行政の無駄を削る法案で合意したならさっさと理念を実現して欲しい。
7.そもそもいえば、小沢と労組とか日教組や横道、江田が一緒にやっているのだから、全然理解できない。
8.衆議院で落選した自民党議員が参議院で復活していて何を考えているのか興味深い。